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  icon2.png シロアリ外周処理
   

建物外周の土壌中に薬剤処理層を形成する工法です。
床下空間が無い住宅の多い海外では、
一般的な処理方法です。
具体には建物外周の溝または土中に希釈した薬剤を

注入処理します。
近年では建築構造によっては
薬剤処理ができない場合も多く、
この施工方法を利用する事でシロアリ防除薬剤を
処理できるようになりました。

外周施工イラスト
     
伝播
     
  icon2.png 弊社が採用している外周処理の使用薬剤は以下の二種類になります。
   

名称:ターミドールHE
成分:フィプロニル8.73%(重量パーセント:w/w)
   フェニルピラゾール系化合物
毒劇物区分:医薬用外劇物(希釈液は普通物相当)

登録番号:(公社)日本しろあり対策協会登録番号3530
認定番号:(公社)日本木材保存協会認定番号A-4269

ターミドールHEは有効成分フィプロニルを含む土壌処理用シロアリ防除薬剤です。独自の製剤技術により処理後強固な土壌処理層が形成され、安定した防除効果を発揮します。
また、非忌避性による「トランスファー効果」で、製剤に接触したシロアリが他のシロアリとの接触を通じて有効成分を伝播し、コロニー全体を駆除します。

建物から約10cm離れた箇所を、約45cm間隔で薬剤注入します。

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名称:アジェンダMC
成分:フィプロニル…2.0%
毒性:普通物「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物劇物に
   該当しないものを指していう通称

登録番号:(公社)日本しろあり対策協会 第3509号
認定番号(公社)日本木材保存協会 A-4239

フィプロニルは非忌避性の殺虫剤で、シロアリを効果的に薬剤へ接触させ、確実に致死させます。より高い”ドミノ効果”をマイクロカプセル製剤による高い安全性(毒物劇物取締法の適用を受けない普遍物)と効果安定性で達成。
汎用性、予防及び駆除施工にも優れたシロアリ防除薬剤です。
耐アルカリ性に優れ、コン クリート面上の施工に対応できます。

建物から約30cm離れた箇所を、約30cm間隔で薬剤注入します。

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  icon2.png 外周処理施工の流れ
    外周作業流れ.jpg
   

処理内容は薬剤の種類によって薬剤注入の間隔・注入量は異なりますが、基本的な内容は同様です。
またコンクリート、アスファルト部分に関しましては、注入の為の穿孔処理を行った後に注入を行います。

※基本は等間隔に注入処理を行いますが以下の場合は穿孔箇所がずれる場合もあります。

①ガス管、水道管などの配管を破損する可能性がある場合
②共用廊下等のコンクリート部
③その他、物理的に穿孔できない場合

※穿孔した穴の修復に関しましては、近似色の補修材を用いますが完全復旧はできかねますので
 予めご了承ください。

     
QA.png 施工について良くあるご質問  
    一部ターミドルHEのドイツの総合化学メーカー BASFジャパンより転載
  Q.png 雨の影響はありますか?
  A.png ターミドルHEの主成分フィプロニルは極めて水に溶けくく、土壌に強固に吸着する性質があります。
オーストラリアにおける試験では洪水(2週間水没)後、薬剤の大幅な減衰は見られなかった事から、
施工後の雨による影響はほぼ無いと考えます。
  Q.png 植栽等への影響は?
  A.png 花きや樹木に希釈液を吹付けたり、根元に灌注した試験より、これらの植物影響が見られませんでした。
しかし、花きや樹木の種類によって感受性が異なるので、処理時には花きや樹木に飛散しないよう注意してください。
なお、米国では樹木灌注によるシロアリ防除の承認を取得しています。
食用の植栽(家庭菜園)に対しては、約1m程離れた場所で使用してください。
灌注:薬剤を薄めた状態で土のなかにしみこませて効果発揮させる処理方法。
  Q.png 居住者に対する影響は?
  A.png 蒸発しにくく刺激性も低く匂いもほとんどありません。
ホルムアルデヒドなどシックハウス症候群指定物質は含んでおりません。
また、処理後の空気中濃度を調査した結果、問題ないことが実証されています。
  Q.png 犬や猫などペットへの安全性は?
  A.png ペットに対する安全性の問題はありません。
有効成分は犬・猫のノミ・マダニ駆除薬として広く使わています。
  Q.png 近くの池や地下水に溶けたりしないの?
  A.png 有効成分は水に溶けにくく、土の中では動かないので影響はほとんどありません。
 
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